新年第2週のアメリカ競馬

0pt   2018-01-14 11:06
競馬 – クラシカル・ウォッチ

新年のアメリカ競馬、第2週の1月13日は3つの競馬場で4鞍のG戦が行われています。

今日は先ずフロリダのガルフストリーム・パーク競馬場で行われた2鞍から行きましょうか。共に芝コースのマイルG戦で、先に行われた牝馬によるマーシュアズ・リヴァー・ステークス Marshua’s River S (芝GⅢ、4歳上牝、8.5ハロン)は good の馬場に2頭が取り消して6頭立て。去年のデル・マー・オークス(芝GⅠ)を制し、クイーン・エリザベス・チャレンジ・カップ(芝GⅠ)7着以来のレースとなるドリーム・ダンシング Dream Dancing が8対5の1番人気。
レースは2番人気(5対2)ジアンナズ・ドリーム Gianna’s Dream の逃げで始まりましたが、これを2番手で追走した4番人気(4対1)のウルトラ・ブラット Ultra Brat が第4コーナーの手前で外から捉えると、そのまま2着争いに1馬身4分の3差を付ける快走での優勝。4番手を進んだ本命ドリーム・ダンシングと、5番手追走6番人気(15対1)キングズ・ゴースト King’s Ghost の2着争いは、外のドリーム・ダンシングが1馬身4分の1差抑えて2番手を確保しました。
グレアム・モーション厩舎、ニック・フアレズ騎乗のウルトラ・ブラットは、2016年の年末にガルフストリームでトロピカル・パーク・オークス(リステッド戦)を制してから1年近く休養。去年の11月にリステッド戦(オータム・デイズ・ステークス)4着で復帰し、今回は休養明け2戦目でのG戦初勝利となりました。

一方、牡馬によるフォート・ローダーデール・ステークス Fort Lauderdale S (芝GⅡ、4歳上、8.5ハロン)は、1頭が取り消しての8頭立て。去年のこのレースでは4着、9月にはバーナード・バルーク・ハンデ(芝GⅡ)を制し、BCマイルで10着以来となるハート・トゥー・ハート Heart to Heart が実績を買われて3対5の断然1番人気に支持されていました。
逃げて持ち味を発揮する本命馬が、何と煽り気味のスタート。後手を踏んで4番手を進む中、もう1頭の先行馬と見做されていた3番人気(5対1)のシャイニング・コッパー Shining Copper は単騎の逃げ。途中4番人気(9対1)のシャキマット Shakhimat に絡まれる場面もありましたが、先頭で直線。そこに3番手で控えていた6番人気(30対1)の伏兵ワン・ゴー・オール・ゴー One Go All Go が外から並び掛けて一旦は先頭に立ちましたが、最後の1ハロンでシャイニング・コッパーが内から差し返し、ゴールでは頭差ワン・ゴー・オール・ゴーを抑えての逃げ切り勝ちです。5番手から追い込んだ2番人気(3対1)のオール・インクルーデッド All Included が2馬身差で3着に食い込み、スタートで出遅れたハート・トゥー・ハートは外を回る不利もあって7着に終わりました。

次はフェア・グラウンズ競馬場のルコント・ステークス LeComte S (GⅢ、3歳、8ハロン70ヤード)に行きましょう。ケンタッキー・ダービーへのローテーションの一つとあって、2頭が取り消しても13頭立ての多頭数。チャーチル・ダウンズのデビュー戦、同じフェア・グラウンズのアローワンス戦と2戦2勝のプリンシペ・ギレメ Principe Guilherme が6対5の1番人気。
8番人気(29対1)の伏兵ビリーヴ・イン・ロイヤリティー Believe in Royalty が逃げ、プリンシペ・ギレメは中団7番手辺りに待機。逃げ馬は第3コーナーで早くも一杯になり、2番手でマークしていたこれも7番人気(28対1)の穴馬スナッパー・シンクレア Snapper Sinclair が代わって先頭に立って直線へ。しかし前半4番手を進んでいた2番人気(2対1)のインスティルド・リガード Instilled Regard が外からグイと伸びると、漸く後方から外を通って追い上げるプリンシペ・ギレメに3馬身4分の3差を付ける逆転劇となりました。粘ったスナッパー・シンクレアが首差の3着。
ジェリー・ホーレンドルファー厩舎、ハヴィエル・カステラノ騎乗のインスティルド・リガードは、3戦目で未勝利を脱し、前走いきなりキャッシュコール・フューチュリティー(GⅠ)に挑戦して2着していた馬で、2勝目でG戦初制覇となります。

最後にカリフォルニア、サンタ・アニタ競馬場で行われたラ・カニャーダ・ステークス La Canada S (GⅡ、4歳上牝、8ハロン)は、fast の馬場に8頭立て。前走12月のバヤコア・ステークス(GⅡ)を制した6歳馬のマジェスティック・ヒート Majestic Heat が6対5の1番人気。
3番人気(7対1)のメンディッド Mended が逃げ、マジェスティック・ヒートは最後方から末脚に賭けます。前半4番手に付けていた2番人気(2対1)のモポティズム Mopotism が向正面に入って直ぐに2番手に押し上げると、第4コーナーでは外から逃げ馬に並び掛けて先頭を窺う勢い。しかしここから粘るメンディッドと、4番手から内ラチ沿いに伸びる7番人気(27対1)ラ・フォース La Force の激しい叩き合いとなり、ゴールでは写真判定の結果、最外のモポティズムが中のメンディッドを頭差抑えて優勝。同じく頭差で最内のラ・フォースが3着に入り、人気のマジェスティック・ヒートは鞍上がムチを落とすというアクシデントもあって5着に終わりました。
ダグ・オネイル厩舎、マリオ・グティエレス騎乗のモポティズムは、これが念願のG戦初勝利となる4歳馬。2歳時にはスターレット・ステークス(GⅠ)で3着、去年のクラシックシーズンもラス・ヴィルジェネス(GⅡ)、サマータイム・オークス(GⅡ)、インディアナ・オークス(GⅢ)で何れも2着した他、サンタ・アニタ・オークス4着、ケンタッキー・オークスが10着、BCディスタッフでも5着と、GⅠ戦でも何度か戦ってきた1頭でした。

 

 

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